創作作品展示室

主にオリジナル小説が掲載してあります。

短編 双恋歌 雪奈×澪【秋風熱く、ぬくもりに】

※百合ものです。 短編 双恋歌 雪奈×澪【秋風熱く、ぬくもりに】 夜闇が迫る時間は日に日に短く、逢魔が時か誰そ彼時か、茜の模様は彼女の瞳をも染め上げる。何においても輝く彼女は、なお美しく、ともすれば絵画でも見ているように雪奈の目には映る。 澪には…

ココロのもり 気まぐれマンガ(気が向いたら更新)

ココロのもりの四コマ漫画(四コマとは言ってない)

ココロのもり 設定

ココロのもり 世界最大級のフクロウ、ツキノワズク。森の中に一羽のヒナがさまよい歩いていた。この小さなフクロウの子の名はココロと言った。首もとには赤色のリボン。お腹の部分には、ツキノワズクを示す三日月模様。ツキノワズクを保護する施設からコッソ…

エターナルブレイド 第14話

エターナルブレイド 第十四話 『その名を持たぬ者』20180717 ――『賢皇陛下が崩御された』 その言葉を宮使いの神代≪ガリア≫から告げられるより早く、ロキは『視た』。 自分自身の最愛の父、旧賢皇であるディルシア。かの皇の容態は数昼夜前よりすでに悪化して…

園庭本ノ日 第一語 『芥と童の出会いがたり』

園庭本ノ日 第一語 『芥と童の出会いがたり』 人の里より遠く彼方、この世の片隅にあるというその庭には、数多多様な『かみさま』がいた。それらには人の願いが込められた意思があり日々を穏やかに過ごしている。この物語のはじまりは、そのうち一柱、数多の…

かげろうさん 第17話 『かげろうさんの正体』

第17話 『かげろうさんの正体』 午後一時。昼休憩のサラリーマンやOL、談笑する主婦に混じり、俺はその喫茶店の窓際の席にいた。暖かかったコーヒーは生温くなり、昼休憩を終える会社員たちがぞろぞろと店から出ていく。喫茶店の出入り口を見て、携帯電…

かげろうさん 第16話 『部員ナンバー六六六』

第16話 『部員ナンバー六六六』 オカ研の活動を休止して三日目。俺は自室のデスクトップで一人、『かげろうさん』の事を探っていた。もうすぐ、『はま』に会えるが、その前に自分でももう少し予備知識を身につけておきたかったからだ。とは言っても、『か…

かげろうさん 第15話 『川の守り神』

第15話 『川の守り神』 俺は夢を見た。幼い頃の記憶が見せた、過去に一度だけ起きた、奇跡のような夢を。 俺がまだ小学校にあがる前のことだった。実家に遊びに行ったあの夏の日。一人で川で遊んでいたとき、流れの速い箇所で足をとられて、濁流に巻き込ま…

かげろうさん 第14話 『海から来たるもの』

第14話 『海から来たるもの』 今宵は新月。雲ひとつない、星明りの下、俺は『ぶらくろ』さんと海沿いの道をドライブしていた。薄暗い海のさざ波が、寂しく耳に触れる。 運転しながら、『ぶらくろ』さんが言う。「『ガキ使』さんと連絡つかないのに、私なん…

かげろうさん 第13話 『イケニエ』

第13話 『イケニエ』 昔の物語。場所も時代も明確ではないが、各地にひっそりと語り継がれるあるお話。 忌み子を山の神様に捧げる儀式として、『怪異のお面』……『いみの面』をかぶった子どもを、生贄として差し出す、そんな伝承。現在でも、その風習があっ…

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