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白狼のクロ 設定

白狼のクロ

 

あらすじ

国土の9割が整地されていない自然豊かな国ルナティックシティ。そこには金を払えばなんでもやってくれる何でも屋『飛頼師』という、他国では存在自体が違法な連中がいる。”ディー”を持たない『キリクロナ(半人前)』の飛頼師、『依頼達成率約10割』のクロキ・リンは、ある雨の日、薄汚い白い狼と出会う。

 

【暫定人物設定】

 

【名前】 クロキ・リン
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーを持たない『キリクロナ(半人前)』。
依頼達成率は『約10割』。
字は『名重(メイチョウ)』。


【名前】 ラヴィネス・トレイト
【職業/種族】 飛頼師仲介人兼酒場『リオリオ・レンド』店主/移住民族騎馬組
【その他備考】 強面のマスター。
通称『ラヴィ』。


【名前】 ミュート
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはコウハルビッツ種のうさぎ『ニア』。
字は『黙廉(モクレン)』。


【名前】 ライナ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはイツカミネズミの『ティア』。
字は『涙双(ルイソウ)』。


【名前】 ユウ・リヒメイ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーは白狐の『ルア』。
一般人の恋人がいる。名は『リリアン』。
字は『白摘(シラツミ)』。


【名前】 カンクロウ・フジヤマ(藤山官九郎)
【職業/種族】 大学生/日本人
【その他備考】 日本(葦原瑞穂大国)の大学4年生。
『四肢生物管理施設』の内定持ち。
動物好き。


【名前】 クシカ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはローレリア(日本)産のアルジラオオジラフ種のトカゲ『ミラー』。
冗談好き。
字は『爬雀(ハジャク)』。


【名前】 トゥラップ・サギン
【職業/種族】 飛頼師/上級魔道士族
【その他備考】 ディーはミラブレッド種の馬『シェルエスト』。
依頼達成率『約10割』にして『魔道士族唯一の名誉勲章受賞者』。
字は『鬼風(オニカゼ)』。


【名前】 クマイル・チェスター
【職業/種族】 教師/人間
【その他備考】 首都エティオール第二養育園勤務の教師。
クロキ・リンへ『暗殺依頼』をしたクライアント。


【名前】 サルジ・カナン
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはオオキジワシの『ラム』。
族長の長子。
字は『勾血(コウケツ)』。


【名前】 アムセクト・ランシュ
【年齢/種族】 (依頼当時)10歳/人間
【その他備考】 8年前、クロキ・リンに依頼をしたクライアント。
病弱であり、余命僅かと宣告されたため死ぬ前に『セイレイ蝶』が見たいと依頼。


【名前】 ジュイェン
【年齢/種族】 18歳/人間
【その他備考】 アムセクト・ランシュの友人という女性。
8年経ったある時、クロキ・リン宛の手紙を持ってリオリオ・レンドへ来た。


【名前】 タルティ
【職業/種族】 学習院生/魔道士族
【その他備考】 ディーはシュークスカ種(世界最小のロバ)の『リッカ』。
自称飛頼師だが、魔道士族の学校『学習院』に通う幼年の魔道士族。
親友のユーカが学習院を休むときは無断で『リオリオ・レンド』へ遊びに来る。


【名前】 ユーカ
【職業/種族】 学習院生/魔道士族
【その他備考】 ディーはまだない。
タルティの親友。病弱であり通院している。


【名前】 セロ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはない。
変わり者。寡黙で根暗。『ソロ(独り者)』とも呼ばれる。


【名前】 ステイア
【職業/種族】 錬金術師/人間
【その他備考】 マウンドクオールに住む少年。幼い妹が一人居る。
クロキ・リンに『親に会わせろ』と依頼をするクライアント。
両親は出稼ぎに出たきり行方知れずになっている。


【名前】 イーオ
【職業/種族】 錬金術師見習い/人間
【その他備考】 ステイアの妹。


【名前】 サティヌ・サディスファイ
【職業/種族】 雇われの飛頼師/魔道士族
【その他備考】 マウンドクオールの隣国フォントゥシティの豪族に雇われている飛頼師。
幼年時代にトラウマを植えつけられているため、ある人物に対しては異常な拒絶反応を見せる。


【名前】 ピスチャ
【年齢/種族】 4歳/人間
【その他備考】 迷子の少女。ある人物を母親と間違える。


【名前】 ルピア
【職業/種族】 不明/魔道士族
【その他備考】 幼年時代、クロキ・リンと親しかった少女。
学習院卒業と同時に蒸発し、現在も消息不明。
当時、『燃身』が上手に出来なかったことで複数の学習院生にからかわれていた。

 

【十二支姿編登場人物一覧】



【名前】 クリット
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーは闘牛カヅカウシの『ハルゥ』。


【名前】 ランガ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーは大白虎の『フトゥツィ』。


【名前】 フライヤ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはチョンブー・アン棲息の巨大蛇『ラターン』。


【名前】 ターニャ
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはアストラ原産の羊『タロッサ』。


【名前】 リディカー
【職業/種族】 飛頼師/魔道士族
【その他備考】 ディーはヒツゲン種の猿『イースト』。


【名前】 ノエミア
【職業/種族】 薬師/魔道士族
【その他備考】 ディーは巨体猪の『シツジュ』。
魔道士族だが薬師としての名は高い。


【名前】 イラツ・シフエット
【職業/種族】 十二支姿族
【その他備考】 十二支姿族の酉長。


【名前】 カル・シランサ
【職業/種族】 十二支姿族
【その他備考】 十二支姿族の戌長。

 

メモより転載(物語核心部設定アリネタバレ注意)

 

《魔道士族》
人間の外見を持つ非人間種。特定の動物と契約をする習慣を持つ。持たない者は「キリクロナ」(半人前の意味)と呼ばれる。

《ディー》Duoのディー。
相棒の意味。魔道士族と契約を交わす動物のこと。正式な契約を行った動物と魔道士族の者同士をこう呼ぶ。

《ティー》Transientのティー。
一時的な契約。ディーと違い魔道士族が契約を解除、及び動物が契約更新を拒んだ場合こう呼ばれる。たいていの動物は魔道士族の奴隷と化すことを嫌がるためティーとしかならない。

《契約について》
契約をした動物(ティー及びディー)に対しては必ず礼を支払う。たいていはその動物の好むものをやる。食い物が通例。契約をするとその動物の意思に自ら入り込むことができる。
↓。
対象の動物に燃身(ねんしん・意識を重ね合わせる)することで、対象の動物の意識を自分の意識と重ね合わせることができる。そうすることでまるでその動物に乗り移ったようになる。(動けるし視力や聴力や体力や精気も全て共有することになる。)ただし動物側がそれを拒んできたらコントロールがうまくいかなくなったりする。ちなみに燃身している間は人間側は気を失って無防備になる。また、意識を共有しているため動物または人間のどちらかに傷を受けたら一方にもそのダメージがいく。
燃身の際は右手と左手を重ね合わせて両の親指と人差し指の間に三角形の隙間をつくるようにして、対象の動物をその隙間の中に収めるようにする。そして強く意識し両の手の平をそのまま閉じる。成功すれば相手の動物を完全に支配可能になる。ちなみに動物側の意識は燃身中は人間の意識に取り込まれるため、幽体離脱した状態で地上にいる己を見下ろす形になる。
燃身解除のときは全身の力を抜けば解除される。ただし、対象となった動物には感謝の気持ちを込めて何か報酬を与えなければならない。(食べ物を与えるのが一般的。)報酬を与えなければその動物の意識は戻ってこなくなってしまうため。

なお契約を行った動物の寿命はかなり長くなり、魔道士族と命を共用することとなる。

命の共有=一方の死=もう一方の死。どちらかが死ぬともう一方も死ぬこととなる。

一度ディーとして契約を行った場合、契約の解除は不可能といわれているが、実際のところは不明。

《飛頼師》とびらいし。
カスタマー。魔道士族の者の専売特許。いわゆる何でも屋。金を払ってもらえば頼まれたことはなんでもやってくれる。ただし依頼費用は前金と後金両方とられる(前金は「頼まれたことをするための準備の金」と「生命保険」、後金は「依頼が成功した場合の報奨金」。なお前金の「生命保険」は依頼達成時に魔道士族の損害が大したことなかった場合は払い戻される仕組み)

《依頼者》
クライアント。老若男女様々な人間が対象。単純なもの探しから、行方不明者捜索、果ては違法ものの依頼までしてくることもある。

《ルナティックシティ》
シティは「国」の意味を持つ。国土はロシア級。砂漠地帯や密林地帯、山脈が広がっている場所などがある。年間を通して温暖な国。世界第三位の人口を持つ。多民族国家。

《ルーク・ヤイ・ルークス》
ルナティックシティの国内にある乾燥地帯の地域名。物語の始まりの場所。ここの地域のどこかに魔道士族の住む集落がある。

《チョンブー・アン》
ルナティックシティの国内にある熱帯雨林地域の名称。獰猛な野生動物が多く棲むため、国に許可なく立ち入ることはできない。人類の未踏の場所だが噂によると古代遺跡がありかつて文明が栄えていたとされる。ここに棲息する植物は希少価値が高く、マニアの間では法外取引も行われている。

《エティオール》
ルナティックシティの首都。都会。眠らない町とも呼ばれる。

《葦原瑞穂大国》通称「龍の国」「ローレリアシティ」←ローレリアは龍の意味。
世界でも珍しい四季のある国。また、その通称の通り山間部や海などに龍が住んでいると言われる。ルナティックシティから数千キロ以上はなれた島国。国土は小さく、国内に住む人間は少数民族が多い。各地の人間は少し特殊な言語を扱う。俗に「ローレリア訛り」と呼ばれる。
ちなみにこの国の人間は自国のことを「日本」と呼ぶが、ルナティックシティではそれの正式名称(ローレリアン)のほうで呼ぶ。なので混乱が起きることもあり、また日本人はそれを「侮蔑用語だ」と思っている。国内はそれなりに先進しているつもりだが、まだまだ外国の認知度が少ないため日本は発展の遅れている国だと思われている。昭和後期の日本のimg。

《ホーランズ・トナシティ》トナは王族の意味。
ルナティックシティの西側にある王国。国土や勢力は大きくはないがとても豊か。日本ほど温度差は激しくないが四季があり、穀物や野菜が多くとれる。王政であり、それなりに治安は良い。ただし王家内部では様々な画策が蠢いていて、表にはみえないだけで内部情勢は非常に緊迫している。

《スリラッカシティ》
ルナティックより遥か東のほうにある海に面した国。工業が盛ん。現在もホーランズと交易をする。武芸一般がこの国の風習であるので、大道芸人などが多く存在する。比較的穏やかな気候の国。夏には季節風が吹く。

《マウンドクオール・トナシティ》
スリラッカの北に位置する極寒の国。王国だが王家はとうに権威などないお飾りとなっている。錬金術が発達していて、独自の科学的な商品が街中に並ぶ。


★名称
《セイレイ蝶》
蝶とは名ばかりで、その外見は鳥そのもの。嘴から触手をだして花の蜜を吸うことからその名がつけられたとされる。美しい黒紫色の体をしており、絵画や本などにあるセイレイ蝶は蜜を吸う際の姿が蝶のものとして描かれている。彼らが吸った花の蜜は一度胃液で入り混じり、吐き出したその蜜はどのような病にも効く万能薬であるらしい。医学会ではその研究が行われている。

《宝舟センレック》
スリラッカ近郊のマウン海の奥深くに沈む舟。その昔貿易のために来た一隻の船が嵐に巻き込まれて、その船がセンレックだったという話。船内には事実多くの財宝が積まれているが、突然変異を起こした巨大なウツボがその船を住処としているため誰も近づくことができないでいる。ちなみにこのセンレックの存在が証明されないとスリラッカの歴史が大きく変わってしまうほど重要な船。

《十二支姿族》
魔道士族と相容れない関係にあった種族。かつて人間らにその存在を恐れられ、ひどい虐殺にあった。ルナティックシティに居た彼らのほとんどが死に絶え、現在ではその生き残りさえもいないと言われている。十二支姿族は外見こそ一般の人間と大差ないが、彼らは時刻によって十二匹の動物へ変化をするという特異な特徴があった。それゆえに動物はみな彼らを慕い、彼らもまた動物たちと親しく接していたという。しかしその様子を見た人間たちは「いずれ彼らは動物に命じて我らの土地を侵略するかもしれない」と考えたため、大量殺戮がうまれてしまうこととなった。
※魔道士族は特定の動物と「契約」を結び、その動物を使役するため、十二支姿族とはたびたび衝突することがあったという。

《狂気症候群》または《内発感染性狂気症候群》
ルナティックシティ国内(特にエティオール近郊)で突如発症した症候群。
どのような症状を感染者が起こすのか、具体的には解明されていないがいまのところ以下のことが憶測の範囲内で判明している。
・感染者は動物・人間問わずあらゆる生物であること。
・発症した者の症状は末期になると気が狂ったように暴れ、周囲に損壊を与える。
・症状末期状態のまま数時間経過すると、トランス状態を起こして最後にはのたうち回って自身で死を導く。
・感染者の初期症状は体の左半身に斑点ができること。
・内発(感染)から外部的症状(発症確認)が現れるまでの期間はおよそ半月程度であること。
・外部的症状(発症確認)から末期症状に至るまでの期間はひと月程度であること。

また、現段階ではいまだ感染者がどのような原因によって発症してしまうのか分かっていない。幼い人間の子どもから大人、また動物なども感染者はばらばらで、発症者の家族や血縁関係にある者でも感染すらしていないケースがあるので、調査が行き詰っている。

 

一意束(いちいそく。約束は一度にいくつも果たせるものではない、約束は一つひとつ確実にこなせるものでなければならない、もし約束を破ったならその時は必ず償いをしなければならないという戒め。)

 

(魔道士族は燃身をされている動物を見ると本能で分かる(果物100個あるうち、99個リンゴ、残り1個がオレンジだとすぐ分かるような感じ)


・カンクロウには「クロ兄」という実兄がいるが現在蒸発中らしい(本名・サンクロウ/三九郎)。
カンクロウは大学生であり、将来は『四肢生物管理施設』(いわゆる保健所)へ就職がきまっていたのだが、大学の書庫で飛頼師のことを知ったので(ただしほとんど「動物を使役して生活する民族」としかのっていない状態で、さらに講師に訪ねても話をはぐらかされるのみであったため)好奇心のみでルナティックへ来た。カンクロウ自体は動物が好きであるので、一体動物を使役するとはどういうことであるのか見てみたかった。
・リンは女性にばかり好かれる。

・作中で容姿の良し悪しについての言及(らしきもの)があるのは、『顔は悪くないけど性格に難がある』サギン、『容姿にこれといった特徴はないが性格は丸く紳士的だと町娘からモテてる』ユウ、『やたらと男から持て囃されてるのに本人は男に興味がない』カナン。

・「 いくら使役しているからといって完全な意志疎通は不可能。我らは人間、彼らは非人間。異種族という壁は決して越えられないし、誰にもどうすることはできない」

リンには昔とても親しかった友人がいた。彼女は感情をうまく表せられず、怒る・憎むという感情を知らず、相手に対してそういった感情がうまれると泣き出してしまう。

リンはある特定の自然条件が重なったとき、体調を崩して鬱状態になる(それは理由としてはクロとディー関係にあるからとされている。ディーは燃身しているとき以外にも繋がりがあり、一方の負の感情が通常のときにも伝わることがある。)
(明け月の夕…鈍色の厚い雲が空を覆って、大粒の雨さえ降っているにもかかわらず、深い赤色をした月が雲の裂け目から赤色の光を漏れさせる自然現象。
季節は雨期の前。光景はさながら血の雨でも降っているように思わせる。大地や空は赤く染まり、不吉の象徴だと一部の科学者は吠えたてる。

この現象は『暮れ月の明』までの約一日半ほど続く。)

死人にクチナシとかけて。(人を敬遠する仙人のような人物。面倒くさがって対談をしたくないときは玄関先にクチナシを置いておく。「本日の面会はご遠慮くださいとの事」「死人にクチナシとかけておられるのです。クチナシが在る、それは拒否のしるし。」)

目は義眼。飾りもの。かつての取引で失った代わりに今の力がある。魔導士族にとって眼は最も大切なもの。それを失う代わりに魔導士族には決して手にすることができないものを手にできる。「愚か者だよ。決して赦されない大罰を犯したんだ。」

ラダ・アルハンブラ大帝国、東の果ての地、カルンガ。古き良き歴史の町…古来の香りが息づく場所だよ。カルンガ文明が栄え、今のアルハンブラを象る礎を築いたのもこの町だ。(古びた大理石の柱、円柱が支える神殿、かつての面影を残しつつも人々は現代の生活を営む)

リンの幼少時の話(幼い頃はまだ素直だったが容姿は現在に近い。魔導士族の民族衣装を着て、活発だが読書好きだった。)

リンの首からさげるペンダントはルピアから貰ったもの。

ルナティック、国内を囲うように鉄道がある。ただし停留所や駅はなく、乗車中の客は降車したい地点の100メートル手前あたりで近くに設置されているベルを鳴らす。乗車したいときは鉄道の傍で右手を水平に前側へ挙げておけば列車が止まる。時間帯は決まっていないため乗り遅れなどもある。地元の民族は時刻を把握しているため問題はない。向かいたい方向を把握してその方向を走る列車を見極めないと真逆を進んでいってしまう。


魔道士族でも飛頼師でない者もいる。薬屋を営む者、運送屋と郵便屋を兼業する者、動物を使役するという点を買われて企業に雇われる者、作家、芸術家、研究者など本来の慣習にかすりもしない仕事をする者さえいる。

宿町とも呼ばれるルーク・ヤイ・ルークスにある町。規模は小さいが旅の必需品などが揃う店が多くあり、宿もいくつもあるため、旅人のために作られた町といわれる。リオリオ・レンドはこの町のはずれにたたずむ。


ルナティックシティでは年に一度盛大な祭りを催す。自然に感謝する日ということで、『クガ・ホアムス』(魂の聖祭)と呼ばれる。盆とハロウィンを混ぜたような感じで、大地に水をまき老若男女皆が自然の精霊を模した仮装をする。この日ばかりはどの職業の者も、精霊信仰をしていない者さえノリで仕事を休む。祭りの日は朝から晩までを酒で過ごしたり、食い物をひたすら食べ続けたりとよく分からない祭り。水をまいた後の過ごし方は人それぞれ違うが、陽が傾き、エティオールの時計塔(この時計塔は年に一度、祭りの日の15時ちょうどになると13回鐘が鳴る仕組みになっているが、それはただ単に設計ミス(リン談))が鐘を鳴らすときには国民が全員大地へ祈りを捧げるのが儀礼である。
(精霊書経・鐘のひとつは我がために、鐘のふたつは君がため、鐘のみつは我が母へ、鐘のよっつは我が父へ、いつなる鐘は兄弟のため、鐘むつ打つは愛すべき者へ。
鐘の七つを大地へ捧げ、やつよの鐘は天へと奏で、鐘ここ歌うは死者への崇め、とおの鐘響きて生者に誓わん。
残せしみつめの鐘は過去、ふたつに輝ける未来、残るひとつは今への謝恩)


リンの外套は『エルボ・ヌー』という外国の大型哺乳類の皮を加工して作られている。皮には繊毛が覆っており、外部からの水を弾く機能に優れている。雨の日のレインコート的役割を果たす。また、温帯地域に住む魔道士族ならではの知恵により、魔道士族の民族衣装は、見た目より通気性・保湿性が優れていて、汗などをかいても全く不快感がない。


リンの愛読書『クラーク屋敷の幽霊』(語彙を増やすために本を読む。)

魔道士族はディーを持つとその動物と命の共有が始まるため外見の成長が遅くなる(なので見た目より年食ってる奴が多い)。


魔道士族にとっての禁忌は、昆虫系や人間に対する燃身を行うこと。特に人間に対する燃身は国の法にも抵触して最悪の場合終身刑になる。

鳥類をDとして使役することを認められているのは魔道士族長の家系のみ。ただしTであれば誰でも使役可能。

 

 

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