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白狼のクロ 第12話

白狼のクロ 第十二話 『勾血のカナン』20081022(最終更新20180606)

 

 
 リンが再びカンクロウの前へ姿を現したのは、陽が沈む頃であった。彼女は依頼を受けて赴き、わずか数時間しか経っていないが、果たして依頼を達成したのだろうか。――アーマートッグ氏の命を狙う殺し屋を”止める”という目的を。

 

「お待ちしていました。……さっそく伺いたいのですが、依頼は果たしていただけたのでしょうか。」

 

 今回の依頼主、クマイル・チェスターは神妙な面もちでリンに目を向けた。
 リンの外見には変化がない。装いには汚れ一つ見あたらない。至っていつも通り、出発前となんら変わりない立ち居振る舞いだった。

 

「依頼内容は『殺し屋を止めること』だったね。もちろん、彼らには『止まって』もらったよ。園長も無事だ。」

 

 笑うことなく告げたリンは、懐からなにかを取り出した。それは、依頼達成時に依頼主へ渡される請求書であった。机上へ滑らせてチェスターの前に紙を置き、リンは継いだ。

 

「今回の依頼は状況が特殊だからね。困ったことにこれで終止符が打てたわけじゃない。勝手ながら、アーマートッグ氏には『騎馬組』の警護をつけさせてもらった。彼らは信頼のおける奴らだから心配には及ばない。……殺し屋を雇った親玉についての情報は、手中に収められなかった。誰が親玉か、いつ再び彼を狙うかも知らない状況だ。その辺りを含め、今回はこの額をお支払い願うよ。」

 

 珍しく低姿勢で語るリンを、ユウが気にする仕草を見せた。カンクロウはそれに気づいていながらも素知らぬふりをして、そっと紙へ目を遣った。ついで、請求額を見て目を見張った。

 

「リン、これは……」
「黙りな、助手。チェスター氏はわたしの希望通りを支払うと言ったんだ。当然、異存はあるまいよ。」

 

 書く桁の数を誤ったのだろうか。カンクロウはリンを眺めたが、どうやら本気であるらしい。
 リンが提示した希望金額は、以前のカンクロウへ対する要求額より遙かに『下回った』数字であった。日本からこの国(ルナティックシティ)への片道代金程度の、とても安い額。リンのことであるから、もしかしたら違法な高額請求をするかと不安だったのに、それさえ杞憂で済むような事態である。なにがどうしてこんな安価なのか、カンクロウにはさっぱり分からなかった。
 チェスターもまた驚いたように目を丸くさせたが、それよりも喜びに頬を綻ばせていた。

 

「ああ。感謝の言葉を尽くしても、足りないくらいの気持ちです。しかし、この程度の謝礼でよろしいのですか? 私はあなたのご要望通りをお支払いします。遠慮など……」
「厚意はありがたいが、その額でいいとわたしは言っている。支払いは今この場でも後日でもいい。受け取りは助手に任せる。以上。」

 

 身を翻してリンは立ち去った。狐につままれた気分でカンクロウは呆然と彼女を眺めていた。

 チェスターは手元にあった金を、その場で全額支払って去っていった。カンクロウとユウは酒場へ戻るために町外れで馬車を呼び、陽が沈んで間もない大地に揺られながら帰路へついた。
 馬車の中でカンクロウはリンの様子を思い出していた。彼女はいかにして殺し屋を『止めた』のか具体的には言わなかった。しかし、言葉からして彼らになんらかの手を下したことは明白である。たとえば、拷問的ななにかを。まがりなりにも場数を踏んでいるだろう殺し屋であったため、リンの(程度は分からないが)拷問にも口は割らなかったようだが……それにしても、リンはなにを思って依頼の報奨金額をあんなに下げたのか、皆目憶測もできやしない。
 ユウをちらりと見遣る。彼は目を瞑り、白狐のルアを撫でるばかりである。

 

「あのさ、聞いてみてもいいかな。」

 

 気になることは追求したくなるのが人間の性だ。カンクロウが声をかけると、ユウが少し目を開けた。彼の返事もまたずに、カンクロウは切り出した。

 

「リンが何を思ってるのか、ユウには分かるか?」

 

 ユウの目がカンクロウへ向くが、返事はなかった。しばらく黙り、カンクロウは外の暗がりへ視線を遣った。街灯一つない足場の悪い大地には見えるものがなにもない。生温かった空気は昼間より緩和され、肌寒ささえ感じさせる。

 

「オレはリンではないから、あいつのすべてを見通すことは不可能だ。ただの昔馴染みなだけだからね。」

 

 ルアに構う手を休めずにユウは口を開いた。どこか寂しげな、憂いをまとう雰囲気である。

 

「ただ、分かることといえば、リンがミスをしたらしい事だけだ。」
「ミス(失敗)……? なにか手違いを犯したのか?」

 

 思わぬ回答にカンクロウは復唱し、説明を求めた。リンは依頼達成率十割の実力の飛頼師のはず。なにを失敗したというのだろう。今回だって彼女は『目的』は達したと述べていたのに。
 カンクロウに見つめられ、ユウはどこか遠い目をしながら、

 

「あいつはあれで、責任感も伴っているからね。いつもの挙動ではなかった辺りを見れば、なにかしら後ろめたいミスをやったのだろうとすぐに察せる。とは言え、そこまで大それた事はやってはいないだろうが。……まあ結局、真相はリンにしか分からないけどね。」

 

 小さく息を吐いて、ユウはそれきり口をつぐんだ。
 辺りはすっかり闇に落ち、馬車の先導士が灯す明かりだけが煌々と照らしている。静かな空間なのはカンクロウたちの周囲のみで、離れた場所からはどこからともなく獣が鳴く声が聞こえた。

 

 

『――友だちでいること。約束。』

 

 幼年の少女の声が響く。反芻したのは、頭の中だ。白い空間で、二つの黒い点が見える。徐々に距離が縮まり、その二つの点は少女二人だと気づいた。懐かしい感覚が五感を支配したとき、景色が映された。
 乾燥地帯の中なのに、草原広がる神秘の場所。爽やかな心地を与え、息苦しくない穏やかな気候。地平線から流れ来る雲は頭上を横切りどこかへと流れ往き、髪は風に委ねられるようにふわりとなびく。

 

『一意束、結んだ。固くしっかり、結んだ。一意束、誓った。胸に深く、刻んだ。』

 

 律動(リズム)よく、拍子(テンポ)よく、笑みをたたえた二人の少女が歌う。屈託のない、汚れの知らないまっさらな女の子たち。一人が悲しめば、もう一人は励まし。一人が嬉しければ、もう一人が飛び跳ね喜び。二人はいつも『意識の共有』をしていた。二人はいつも『意識の共感』をしていた。互いの意識の閾すら共有していた。隔てるものもなく、引き裂くものもなく、ただただ二人は一緒を望んだ。

 

『傍にいるからね。ずっと、一緒だからね。』

 

 髪の短い女の子が笑い、つられて涙をこぼしながら髪の長い女の子も笑った。しかし、空間が歪み、平穏は闇へ消えた。

 

 肩を揺さぶられ、誰かの声を意識する。一筋の光の道が差し込み、瞼を開けた。眩しさに目を細め、収縮した瞳孔を慣れさせるためにまばたきを数回する。

 

「目が覚めたかい、カンクロウ。宿町についたよ。」

 

 視界がやっとまともになると、ユウが見えた。体を起こして左を見れば、馬車の先導士がこちらを眺めているのも確認できた。どうやら眠りこけていたらしい。だるい体を鞭打って「ごめん」と謝り馬車を降りる。まだ夜も遅い時間ではないために、宿町は明るく人の往来もちらほらあった。

 

「オレは酒場へ戻るけど、カンクロウは宿に戻るかい?」

 

 ルアを引き連れて町の外へ指し示し、ユウが訊ねてきた。カンクロウは眠たかったが、気になることもあったので彼について酒場へ向かった。
 さっきの夢はなんだったのか、見当もつかない。しかしなぜか、なんとなくカンクロウはあの女の子たちを知っているような気がした。……一度も逢った記憶はなかったが、なんとなく、彼女たちのことを知っている気がしたのである。

 

 酒場の中は相変わらず賑やかなようで、ざわめきが外に漏れだしていた。ユウに続きカンクロウが中へ入る。
 と、突如ガラスが割れる音が耳をつんざいた。何事か確認するためにカンクロウがユウの横へ出て音のほうへ視線を遣ると、

 

「相変わらず酒癖の悪い。長子(オサゴ)が聞いて呆れるね。」

 

 カウンター席の方、二人の人影。こちらに背を向け立つのは、リンだ。そして彼女の前には見慣れぬ女。絹のような光沢の髪は白というより銀色、腰までの長さがある。背もリンより僅かに高い。まるで雑誌モデルのようだとカンクロウは思った。その容姿は、日本の街を歩けば恐らく声をかけることさえ躊躇ってしまうほどに美しい。しかし、なぜそんな女がリンと睨み合っているのかわからない。場は静まりかえり、尋常でないほどの張りつめた空気が漂っている。

 

「私、そんなに嫌われているのかしら。リン?」

 

 不意に女は声を発した。拗ねたような声色だった。リンの身体が奇妙に揺れ、遠目で見ているだけでもかなり苛立っていることが分かった。カウンターにいるラヴィは何か諦めたように二人を見守るだけで口を出そうとしない。カンクロウは何がなんだか理解できないため、ユウに訊ねようか迷った。その時である。

 

「私はリンがこんなに好きなのに。」

 

 女の手が、リンの頬へと伸びたのが見えた。両手でリンの顔を包むようにして、皆が見つめる中でリンへ顔を近づける。
 居合わせた誰もが息をのんだだろう。カンクロウはあまりの事態の唐突さに言葉をなくし、わずかに頬を染めてしまった。

 

「……ほざけ、勾血(コウケツ)。」

 

 殺気立ったリンの声が場にこだました。女がリンに顔を近づけたあと、位置的に二人は口づけをしたように見えたが、どうやら寸止めで済んだらしい。リンは少し顔をあげて、はっきりと目の前の女と目を合わせ、

 

「わたしは落ちない。君にだけは絶対にな。」

 

 言い放つと、きびすを返していつも座る端の席へ向かった。女はなにやら含み笑いをしてリンを見つめていた。

 女性二人の口論にすっかり場の静寂が慣れつつある頃、リンが周囲へ視線を這わせて脅すような声をあげる。

 

「何か文句がある奴は直接わたしに言いな。さもなければ、この静寂と視線を断ち切れ。」

 

 その言葉に、皆は慌てて目をそらして再び雑音を生み出した。
 入り口で立ち尽くしていたカンクロウは、歩を進めたユウの後ろに続いてテーブル席へ滑り込んだ。

 

「カンクロウ、暇なら手伝ってくれ。」

 

 と、名を呼んだのは店主のラヴィだった。カンクロウは動揺を無視して「分かった」と承諾し、リンと口論をしていた名も知らぬ女の隣を行き過ぎた。床に散らばったガラス片はあちこちにあり、すべてを見つけるのは難儀そうだと思った。

 ガラス片の片づけを始めたカンクロウへ声をかけるのは、その女だった。

 

「見ない人ね。ラヴィと親しいようだけど、どちら様?」

 

 先刻リンと会話していたときと何も変わらない、穏やかな声調。ラヴィは床に注意を払いながら、返事をした。

 

「カンクロウ・フジヤマ。葦原瑞穂大国からの留学生だ。今は飛頼師助手を申し出て、ここで働いている。」
「へえ。日本から来たのね。」

 

 女は正式名称である『日本』と呼称したため、カンクロウは意表をつかれて思わず顔を上げた。彼女は上品な微笑をたたえてカンクロウを見るものなので、カンクロウはなんとなく顔を赤くして目をそらした。そんな少年のような反応を見せたカンクロウには気づかず、ラヴィは「ああ」と呟いた。

 

「初見だったな。カンクロウ、こいつはサルジ・カナン。魔道士族の……」
「カンクロウと言うのね。私はカナン。敬称等は要らないわ。よろしく。」

 

 不自然にラヴィの紹介を遮って、カナンはカンクロウに握手を求めてきた。まるで日本人のような挨拶の常套句と仕草にカンクロウは次いで驚いたが、握手に応えて手を握り、やっと笑顔を見せた。

 

「日本のことをよくご存じなのですね。」
「前の恋人が、日本を好きな人だったから。私も影響を受けて少し調べたのよ。」

 

 彼女の言い方から、その恋人とはすでに破局していることが分かった。なんだか古傷を抉ってしまったように感じて、カンクロウは言葉に詰まった。しかしカナンは気にせずにまた笑みを見せ、

 

「昔の話よ。」

 

 と、気丈に振る舞った。

 ガラスの破片を片づけ終えたあとも、カンクロウはカナンと気が合ったため、隣合ってカウンター席に座っていた。水を飲むカンクロウと違い、カナンは度が強そうな酒を片手に常備し、見かけ以上の酒に対する強さを見せつけてくれた。

 ここに来ていろんな魔導士族を見てきたが、そのほとんどが酒をものともせず煽る人ばかりだったため、カンクロウはその疑問を知り合ったばかりの彼女へぶつけてみた。

 

「魔道士族って、みんな酒に強い遺伝子でも持ってるの?」
「さあ、私には分からないわ。たぶん幼年の頃から酒に慣れ親しんで来ている人ばかりだから、身体に耐性がついているんじゃないかしら。」

 

 平然と言ってのけ、カナンはカンクロウと話しを始めてから三回目の酒のおかわりをラヴィに要求した。顔色ひとつ変わらないカナンに、カンクロウは内心で驚異すら覚えた。幼年の頃から、というのはきっと冗談だろうが、もしかしたら本当にそうなのかも、と思わせるいい飲みっぷりに、ただただ感心するばかりだ。

 そんな和やかな談笑をするカンクロウらの方へと近づくのは、ユウだった。

 

「カナン、ほどほどにしておきなよ。また悪い癖が出たら、困るのは周囲の奴らだ。」

 

 新たな酒に口をつけたカナンの目が、ユウを捉える。けれど、すぐにそらすとカナンは愉快そうに口角をゆるめた。

 

「止めてくれる人がいるから、安心して呑めるのよ。だから、頼んだわよ、『白摘(シラツミ)』。」

 

 カナンがユウに信頼しきっている様子が伝わってくるようだ。カンクロウは二人を眺め、水の入ったグラスを口に触れさせながら、なんてなしに問いかけた。

 

「二人とも古くからの付き合いなのか?」
「それはもう。幼年のときには、リンを取り合った仲よ。」

 

 カナンからの予想もしない返事に、カンクロウは気管支に水を吸い込んでむせた。誰がこんな返答を予想できただろう。冗談なのかよく分からない言い方だったが、ユウが「言葉を変えてくれ」と呆れたようにカナンを窘めたため、どうやら彼らが昔馴染みであることは事実らしい。
 無意識にカンクロウはリンへ振り向いていたが、彼女は我関せずというように酒を嗜んでいるだけであった。

 

「ほかにご質問は? 気になることはなんでも訊いていいわ。白摘のユウも協力してくれるから。」
「まだ承諾はしていないよ、カナン。」
「あら。でも、ユウなら断りはしないでしょう?」

 

 カナンのマイペースな様子に、呆れたように肩をすくめるユウ。けれどそんな反応さえ楽しそうににこにこと笑うカナン。二人のそんな仲良さげなやり取りは見ていて微笑ましいほどだ。カンクロウは先ほどの驚きによる動揺を鎮めながら、咳を払った。

 

「さっき、リンが君を『勾血』と呼んでいたけど、それはなんの意味があるんだい?」

 

 『ナズアート』という発音であったが、意味を分解すると『血は歪曲する』になるはずだ。なんのことだか気になったために訊ねたが、一瞬間だけカナンの顔から笑みが失せた。目をそらしたカナンに代わり、ユウが口を開いた。

 

「通称、みたいなものだよ。オレには『白摘』、クシカには『爬雀(ハジャク)』といった具合に、姓名とは別の通称がある。年齢を経ると与えられる字(アザナ)とでも言うのかな。」

 

 カナンの表情に引っかかりを覚えるも、カンクロウは「へぇ」と納得して頷くだけであった。なにか悪いことを訊ねてしまったのかと気づき、カンクロウは気遣いから「ところで、」と、ラヴィへ話題を振ることにした。

 

「ラヴィは『騎馬組』の出身だよな。リンは依頼主の上司に『騎馬組による警護をつかせた』と言っていたんだが、騎馬組は人身警護の仕事も請け負うのか?」
「やらねぇよ。そんなまどろっこしい事は。」

 

 すぱっと言い切られ、カンクロウは目をぱちくりさせた。ならば、リンの言ったことは嘘だったのだろうか。無駄な疑問が浮上しかけたが、ラヴィが言葉を紡いだ。

 

「ただし、それなりのお偉いさん相手なら人身警護もやることはある。それとリンの頼みなら、恐らく騎馬組は動くぜ。なんたって『名重(メイチョウ)』だからな。相手が貧民街のガキ一人でも動いてやるだろう。」

 

 ラヴィの目がリンへ向いたが、当の本人は気づいていないようにクロへ果物を与えていた。名重、というのはリンの通称のことだろう。そういえば、あの貴族の彼にも『鬼風』という別称がある。あれもまた通称なのだろうか。複雑なしきたりがあるものだ、とカンクロウは内心で関心を抱いていた。
 酒をグラスへ注いで、それを客へ渡しながら、ラヴィが「そういやぁ、」と小声を発した。

 

「通称を用いるのは普通、共伴(キョウハン)任務の時くらいなんだがな。カナンくらいか、普段からも通称を呼称に使用してるのは。」
「なにも問題はないでしょう。むしろ、こちらのほうが都合がいいと考える人もいるわ。ねぇ、ユウ?」

 

 カナンが意味あり気にユウに笑いかけるも、ユウは苦笑のような笑みを浮かべるだけで何も言わなかった。
 カンクロウはカナンたちのやり取りを、少し距離をおいて眺めていた。飛頼師の仕事に関してもだが、彼らのことをカンクロウはほとんど知らないことを知っていた。確かに以前より少しずつは彼らがどういう種族なのかは分かってきた。しかし、こうして彼らの会話を聞いているとやはり自分は必然、蚊帳の外にいることを自覚せざるを得なかった。

 

「どうした。酒が入ってねぇと詰まらないか?」

 

 店主のラヴィが酒棚に手をかけて声をかけてきた。カンクロウは小さく笑い、なんでもないと伝えたが、ラヴィはこんな些細な隠し事さえ見抜いたように、

 

「ホームシックって顔じゃないが、なにか思うところはあるんだろう。気が向いたときにでも、こっそり胸の内を明かしな。一人で抱え込めるほどお前は立派じゃねぇだろうよ。」

 

 ひどい言い種だ。しかし、カンクロウは否定できなかったので、「気が向いたらね」と、静かに答えた。

 

 

閑話休題1

 

 

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